まずネット検索で、「防災セット」「企業用」「帰宅困難」などの単語を使い、各種製品をリストアップしました。また店舗のセキュリティを依頼している警備会社に「どのような防災セットが良いのか?」、「各企業はどのような防災セットを導入しているのか」など質問しました。最終的に10製品ほどをリストアップし、比較検討しました。
検討したときの比較基準は、「価格と内容物のバランス」、「ほどよい大きさ、重量」、「納期と納品体制」、「バッグのデザイン」の4点です。
基準1.「価格と内容物のバランス」
安い防災セットは、探せばいくらでもあります。しかし、安い製品は、その分、中身が貧弱でした。一方、地震対策30点避難セットは、価格は高価でしたが、内容はそれに見合うだけ充実していました。
基準2.「ほどよい大きさ、重量」
候補製品の中には、内容が充実しているのは良いのですが、持ち歩きが困難な物、あるいは店舗に設置するにはスペースを取りすぎる物がありました。弊社としては、「『災害発生時にはむやみに移動を開始しない』という基本原則を徹底するために、会社で待機するために必要な物品、量を基準にして、「ほどよい大きさ、重量」の製品を選びました。
基準3.「納期と納品体制」
何社かに納期を問い合わせたところ、「納品は2ヶ月後」、「次の入荷は未定」という返事でした。一方、防災防犯ダイレクトだけは、「即納できます」という回答でした。また、19店舗それぞれへの分納も快諾いただけました。
基準4.「バッグのデザイン」
防災セットを置く場所は、店舗という「お客様もいらっしゃる空間」です。よくある、「単なるリュック」のような外観は、店舗という空間に調和しません。その場合、社員はおそらく、そのバッグをバックヤードの奥深くしまうでしょうが、それでは非常時にすぐ取り出せず、防災セットの意味がありません。店舗にも置ける、良いデザインのバッグを選びたいと考えました。
以上、4つの基準で、防災セットの候補製品を比較検討したところ、地震対策30点避難セットが私の求める要件を最もよく満たしていたので、これを採用しました。