命を守る口内ケア
口内ケアが大切な理由
災害関連死の死因トップは、「肺炎」
主な原因は、
飲食物や胃液などが誤って気管に入ることで、
口の中で繁殖した細菌まで一緒に肺へと運ばれてしまい起こる誤嚥性肺炎と言われています。
●「口内ケアと肺炎ってどんな関係があるの??」
歯みがきが十分にできず、口の中の細菌が繁殖していたり、
避難生活で免疫力が下がっていたりと悪条件が重なり誤嚥性肺炎になる可能性が高まります。
なので!
口内ケアが命を左右するかもしれない
という程大切なケアです。
歯ブラシが無いとき
01
【よく噛んで食べる】
噛むことで唾液がたくさん出て、口の中の汚れを洗い流します。
02
【舌を使って掃除する】
舌で歯をなめるように掃除をしましょう。
ティッシュなどで歯の汚れをふきとるのも効果的◎
03
【食後に水やお茶を飲む】
「くちゅくちゅ」しながら汚れを洗い流すように飲むと効果的です。
歯ブラシがあるとき
●「でも…水不足なら、あんまり水を使いたくないな。」
【水が少ないときのみがき方】
01
コップに少量の水を入れ、その水で歯ブラシをぬらして歯を磨きます。
02
歯ブラシが徐々に汚れてくるので、ティッシュでふき取り、またみがく、を繰り返します。
03
最後にコップの水ですすぎます。
2回〜3回に分けてすすぐとキレイになります。
※洗口剤(デンタルリンス)がある時は、あわせて使うとより効果的です。
唾液マッサージ
唾液は、口の中の汚れを洗い流してくれる働きがあります。
しかし、災害はストレスや水分が十分にとれないことから
唾液の分泌が減ってしまいます。
唾液を分泌するために、マッサージやガムを噛むこと、
よく話すことも唾液をふやす効果があります。
唾液腺マッサージ
備えておきたいオーラルケア
- 歯ブラシ
- 歯間ブラシ(普段使用している)
- 洗口剤(デンタルリンス)
- 義歯ケース
明日は我が身。
日ごろから防災対策を見直しましょう!