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東日本大震災の10倍超!? -南海トラフ-

災害はいつ起こるかわかりません。
普段からできる備えをしておきましょう。

南海トラフとは?

静岡県の駿河湾から九州の日向灘の海底には、日本列島のある陸側のプレートの下に 海側のプレートが沈み込んでい溝のような地形「南海トラフ」があります。

南海トラフでは、100年から200年の間隔で、マグニチュード8クラスの巨大地震が繰り返し発生しています。 前回の南海トラフ地震は1946年12月21日の「昭和南海地震」です。
すでに70年以上が経過しています。

いつ起きてもおかしくない巨大地震・・・。
漠然と恐れるのではなく、 どんなことが起こりえるのかを知っておくことが命を守ることにつながります。

そして、2022年1月に今後40年以内の発生率を 前年の「80〜90%」から「90%程度」に上がりました。

被害予想

東日本大震災では、
・死者1万9747人
・行方不明者2556人
・全壊12万2005戸
でした。

南海トラフ巨大地震は最悪の場合、関東から九州にかけての30の都府県で合わせて
およそ32万3,000人が死亡し、揺れや火災、津波などで238万棟余りの建物が全壊したり焼失したりすると推計されています。

津波被害

南海トラフ巨大地震は、津波による死者だけでも、最悪23万人に達すると予測されています。
沿岸部では、最大34メートル高さの津波(8階建てのビルと同じくらい) さらに、震源域が陸に近いため、津波発生から到着までの時間が短いことも特徴です。 東日本大震災では、最大波の到着が最短でも25分だったのに対し、南海トラフ巨大地震の場合は、数分で到着が想定されます。

南海トラフ地震臨時情報とは?

南海トラフ地震臨時情報は、南海トラフ全域を対象に地震発生の可能性の高まりについてお知らせするものです。 想定震源域内で大規模地震や地殻変動など異常な現象が観測された場合に、気象庁より発表されます。

南海トラフ地震臨時情報の種類

臨時情報は以下の4ついずれかのキーワードを付記して「南海トラフ臨時情報(調査中)」等の形で発表されます。
【南海トラフ地震臨時情報(調査中)】
南海トラフ沿いでマグニチュード6.8以上の地震が発生するなど、普段と異なる現象が観測された場合。

【南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)】
想定震源域内のプレート境界においてM8.0以上の地震が発生した場合

【南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)】
監視領域内で、M7.0以上の地震が発生した場合想定震源域内のプレート境界面において、 通常と異なるゆっくりすべりが発生した場合

私たちにできる事

1備蓄

最低でも3日分できれば7日分の水と食料・衣料品・簡易トイレを備蓄しましょう!

2非常持出袋の準備

非常時に持ち出すべきものをあらかじめリュックサックに詰めておき、 いつでもすぐに持ち出せるようにしておきましょう。

3家屋や塀の強度確認

家屋の耐震診断を受け、必要な補強をしておきましょう。 塀などは、倒れないように補強しておきましょう。

4家具などの安全確認

阪神淡路大震災のけがの原因の約50パーセントは家具転倒によるものでした 。 けがをしたり避難に支障がないように、家具を固定し、 転倒・落下・移動防止措置をしておきましょう。

明日は我が身。
日ごろから防災対策を見直しましょう!

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